2006年8月アーカイブ

Tech・Ed 2006 2日目

|

Microsoft Tech•Ed 2006 Yokohama, 2日目に突入。
昨日は“がっかり”な出来事が多かったわけなんですが、本日は一転 たいへん有意義な一日となりました。

いつものように、参加したセッションを時系列で振り返ってみます。
# セッション・スケジュールは、公式サイトを参照のこと。

【T6-311 Windows Server "Longhorn" ~ OS の進化~】
本日一本目は、Windows Server "Longhorn" のセッションに参加。

正直なところ、私自身 Longhorn に関してはすでに相当の情報収集をしているつもりであり、あるお仕事でどっぷり Longhorn 環境を使っているため、内容として目新しいものはありませんでした。
(Server Core, ダイナミック パーティショニング, Active Directory サービス群, ターミナルサービス など)

それでもこのセッションを選択した理由は、Longhorn 関連について「語る/説明する」スキルを身につける学習をしたかったからです。そういった観点においては、やはり大変参考になるセッションでした。
多少時間が押し気味で、最後やや早送りだったのが残念といえば残念でしたが…

【MVP特別セッション: Sean's Corner Live Version】
午前2つ目は、Microsoft MVP のみ参加可能な上記セッションに参加してきました。
プライベートセッションのため内容に触れることは控えますが、MVP という存在の意義・価値、私自身がこれからできることなどをいろいろと再認識させられました。
まったり和やかな感じの75分間で、大変満足できるセッションでございました。

- Lunch Time -
本日のランチは焼肉。去年と店こそ違いますが、初日・二日目とまったく同じカテゴリでここまで来ています。。。この流れでいくと、明日は寿司かな?

【HOL-02 SQL Server 2005 Reporting Services でレポート開発を体験しよう】
午後最初は、Hands-on Lab に行ってきました。
昨日参加した2つの Hands-on (SQLの実装, SQL の保守) がかなり期待外れだったのでやや心配でしたが、この Reporting Services に関するセッションはほぼ期待通りのものでした。

75分間という短い時間ですのでそんなに深いことはしませんでしたが、Reporting Services の基本的なところ(概念および操作)は一通り把握できたと思います。

唯一の問題は、私が直近で必要なのは SQL Server 2005 ベースではなく、SQL Server 2000 の Reporting Services であるということなのですが、まぁこれは Tech・Ed 側に文句は言えないですね。。。

【T6-318 進化した IIS 7.0 のご紹介と最新アップデート】
お次は、IIS 7.0 のセッション。
一言で感想を言うと、「気軽に素人が触れるような代物ではなくなりつつあるように感じる」というところです。

私自身、IIS に関しては普段それほど深く接することはなく、SMS や MOM のレポートで IISコンポーネントが必要だから何となく使用しているというレベルなのですが、今日のセッションとか聞いてしまうと、もっと活用してあげないと IIS に対して失礼かなと思ってしまうぐらい、アーキテクチャがブラッシュアップされてきているんですよ。もう私は IIS Technology に追い付いていけそうにありません(つ´∀`)つ

【T1-303 IT アーキテクトとプロジェクトマネジャの役割・責任】
最後はちょっと特殊なセッション。

ITアーキテクトという職種の定義・価値・求められるものなどが、プロジェクトマネージャーとの対比という形で説明されました。
セッションは大変分かりやすく説得力があるものだったのですが、もう少し具体的に突っ込んで説明してもらえると、なお良かっただろうなぁという印象でした。

- Microsoft Tech・Ed 2005 Attendee Party-
2日目の全セッション終了後、今年も Attendee Party が開催されました。

昨年に比べて会場が狭くなったというただ一つの欠点を除いては、目の前で何人ものマジシャンのテーブル・マジックを体験できたり、他のMVPの方々に挨拶することができたり、オリジナルカクテル "Vista" を飲むことができたりと、大変有意義な時間となりました。


さて Tech・Ed 2006 Yokohama もあっという間に半分を終了。とりあえず溜まりに溜まったお仕事メールをこれからちゃちゃっと片付け、明日以降に備えたいと思います。

Tech・Ed 2006 1日目

|

というわけで、8月29日より Microsoft Tech•Ed 2006 Yokohama が開幕いたしました。

最初に初日の感想を一言で書いてしまうと、「うーん 何となく期待はずれが多かった」というのが正直なところ。昨年同様の形態で、今日一日を振り返ってみたいと思います。

【会場入り】
会場は例年通りパシフィコ横浜。昨年より時期が遅いということもあり、昨年感じたような夏の灼熱感はなく、いい感じでした。

受付やRFIDのカード等の仕組みは、去年とまったく同じ。私個人でみると、去年はMCP上位資格者用受付での受付だったのが、MVP専用受付に移ったという違いがありましたが。
最初のセッションである基調講演まで多少余裕のある時間帯に会場入りしたため、しばらくは会場内に用意された食料を片手にウロウロしておりました。


ここからは早速、受けてきたセッションについて。
セッション一覧やそれぞれの概要は、公式サイトを参照。

【基調講演 (Opening Keynote) - A Power to the pros ~ Microsoft's 4 Promises ~】
本年は基調講演にも出席。昨年のような Learning Day がないので、名実ともにこれがブレークアウトセッションとなります。

最初の挨拶はMSKK社長のDarren Huston, その後は "4つの約束" というキーワードの元に、サーバープラットフォームビジネス本部の五十嵐さんという方が全体司会、随時製品担当者によるデモを交える、という流れでした。

ひとつひとつのデモは大変分かりやすく、個別には興味を持てるものが多かったです。が、基調講演全体としてはなんだか長い2時間20分だったなぁという感じで疲れました。どことなく全体としてのまとまりに欠けていたんですよね。

基調講演は2時間以上ということもあって、途中20分間の休憩があったのですが、その休憩中に流れた Short Film がなかなか面白く、それが一番印象に残っています。。。

- Lunch Time -
基調講演後はランチ・タイム。ここで基調講演に続く、2つ目の「がっかり」がありました。

昨年は Tech・Ed参加者に、一日当たり¥1,500 (計¥6,000)の「みなとみらい21 共通飲食券」が配布されていました。が、今年は ¥1,000/day とこっそり規模縮小されているのです。
うーん、一日千円じゃぁどうやっても足が出るよなぁと思いつつ、とりあえ初日は昨年と同じイタリアンで昼食を取ったのでした。

【HOL-25 Microsoft SQL Server 2005 : デースベースの保守】
午後最初は、一般のテクニカルセッションではなく、あらかじめ予約しておいた Hands-on Lab を受けに行きました。Hands-on は昨年もいくつか出席しましたが、実機操作を中心にコンパクトにまとめられていた良い印象がありました。

で、今年も期待を抱きつつ Hands-on Lab に出席したわけですが、ここでも若干のがっかり。
タイトルが「データベースの保守」とあるので、てっきりバックアップ/リストアとかログ管理とかを学習できるのかなぁと期待していたのですが、今回のセッションでは 「SQL Server の監視」という題目で、Windows パフォーマンスモニタや SQL Server Profiler を利用するごく一般的なパフォーマンスデータ収集方法が解説されるコースでした。
説明は分かりやすかったし、内容も悪いものではないんですが、なんとなく個人的に期待していたものとは違っていたのが残念でした。

- 中休み -
午後2つ目のコマは散々どれに参加するか悩んだのですが、結局 ITヒーローラウンジ でまったり寛ぐことにしました。

ラウンジは去年よりグレードアップしており、なんと National のマッサージチェア(リアル プロ)が2台完備されていました!
セッション中はほとんど人がいなかったこともあり、同じくラウンジ内に常設されているアイスやコーヒーを片手に、小一時間ばかりマッサージチェアを占有させていただいておりました。。。(^^;

【T6-306 Windows Vista のセキュリティ運用手法】
午後3コマ目のセッションです。

前半はこれまで何十回と見聞きしている「USBストレージなど外部デバイスの制御」や「Windows Firewall の設定」などで退屈だったのですが、最後に 「BitLocker の設定・管理」を題材とした説明が行われ、この部分はまだ私自身が手付かずだったこともあり、なかなか参考になりました。
デモ中心であり、セッション全体としてもなかなか良かったと思います。

【HOL-26 Microsoft SQL Server 2005 : データベースの実装】
本日最後は、再び Hands-on Lab に参加。今年はSQL Server 関連の Hands-on を中心に攻める方針なのです。

さて、先ほどの Hands-on (HOL-25 Microsoft SQL Server 2005 : デースベースの保守) のほうでは、やや期待していたものと内容が違ったと書いたのですが、こちらはそれ以上に違っていました。
タイトルが「データベースの実装」になっているので、データベースを作って セキュリティ/権限の設定をしたり、簡単なストアド プロシージャを実装してみたり、というのを期待していたんですが、実際に行われたのは「XMLの使用」でした。。。

うーん、セッション・タイトルからはなかなか想像できない内容であり、また個人的にはほとんど興味を示せない分野だったこともあり、惰性で75分間の Hands-on が流れていくような感じでした。


---
というわけで、初日は抱いていた期待とのギャップを感じる場面が正直多かったです。
まぁ本格的にテクニカル・セッションが行われるのは明日以降ですし、まだ期待は捨てきっていませんが、果たしてどうなることやら。

Windows システム管理者にとって最も重要な機能の一つであるグループ ポリシーですが、その重要性は Windows Vista になっても不変です。
# 以前書いたように、管理用テンプレートのフォーマットは変わりますが。

さてこのたび、そんな Windows Vista におけるグループ ポリシーの項目一覧リスト(Excel シート)が公開されました。 今バージョン(1.0)は、"Windows Vista β2" に対応しています。

【Group Policy Settings Reference Windows Vista Beta 2】
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=7812c9cb-e6ca-4144-98ab-2d78587462c5&displaylang=en


参考までに、Windows XP および Windows Server 2003 におけるグループ ポリシー一覧表のリンクも張っておきます。

【Group Policy Settings Reference】
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=7821C32F-DA15-438D-8E48-45915CD2BC14&displaylang=en


さて、いよいよ明日(というか今日)から Tech・Ed 2006 Yokohama です!
今年は念願かなって4日間前日出席予定。これから4日間のスケジュール最終確認を始めたいと思います。

しつこいようですが、この件に関しては細かく情報を追い続けています。
# これまでの関連記事は、こちらこちら

【ITMU and High CPU Usage During Scan Update】
http://blogs.technet.com/smsandmom/archive/2006/08/25/451808.aspx

進展があったようです。 スキャン時にCPU使用率100%に達する要因のひとつであった wsusscan.cab フィルの構造・サイズが変更され、(抜本的な解決案ではないものの)これによってリソース使用率が著しく向上したとのことです。
手持ちの検証環境で早速確認してみましたが、確かに大きく改善されていることが確認できました。
環境がやや非力ということもあり、まだ使用率100%の状況になる時間帯もありますが…

なお、wsusscan.cab の変更に関しては、下記KBにも関連情報が掲載されています。

【Changes to the WSUSScan.cab file】
http://support.microsoft.com/kb/924513/en-us

オープンなBlogのおかげで、日々進捗が見えるのってやっぱりありがたいものですね。

なんか各所ですごく盛り上がってますね。

【最新のソフトウェアと技術情報の年間購読をダウンロードで提供する TechNet Plus Direct サブスクリプション の提供を開始】
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2789

主に ITPro をターゲットに、各種 TechNet リソース(技術情報)やβ版を含む各種製品、更新プログラムなどの提供が行われている TechNet Plus サブスクリプション ですが、新たに TechNet Plus Direct サブスクリプション というラインナップが加わりました。

この Direct という契約形態は、従来 毎月送付されていた CD-ROM/DVD-ROM コンテンツの送付が廃止され、専用サイトから必要なものを各自ダウンロードする形式になります。そのかわりに価格が抑えられる(39,000円/year)というメリットがあります。

まぁ利用者の好みの問題だとは思いますが、毎月の CD-ROM の整理整頓に割かれる時間を好まないタイプの人には便利な選択肢になると思います。
また、この価格は相当 Microsoft が頑張っているように感じます。というのも、この Direct 契約にも プロフェッショナルサポート24 が2インシデント付いているからです。プロフェッショナルサポートの価格は契約形態によってかなり変動しますが、一般相場は1インシデント3万円ですから、これだけで余裕で元が取れてしまうわけです。

---
なお上記プレスリリースを読むと、追加情報として TechNet Plus Direct 発売記念 モニターキャンペーンのお知らせがあり、

  • 申し込みいただいた方の中から抽選で390名に一年間無償でTechNet Plus Directをご利用いただけるモニター権利をプレゼントします。
  • モニターに選ばれなかった方も申込者の方全員に10%割引でTechNet Plus Direct サブスクリプションを購入できる権利をプレゼントします。
  • 8月29日から開催されるマイクロソフト Tech・Ed 2006では参加者全員にTechNet Plus Directを一年間無償で提供し、Tech・Edで習得した技術をすぐに試せる環境を提供します。
となっています。Tech・Ed 2006 Yokohama に参加しない方に関しては、とりあえず申し込んでおくのが吉ですかね。

Microsoft 買収の歴史

|

本日は小ネタをひとつ。

【Microsoft Investor Relations - Acquisitions】
http://www.microsoft.com/msft/acquisitions/history.mspx

1994年以降に Microsoft が買収した企業とその買収発表日の一覧が掲載されているページです。
まぁだから何って言われたらそれまでですが…┐(゚~゚)┌

このリストを見て改めて思ったのですが、Microsoft って IT業界の中では買収という手法にあまり積極的ではない感じがしますね。 Microsoft と同等かそれ以上の規模を持つ IT系企業を見ると、(具体的な数値根拠はないのですが)もっと頻繁に買収劇を繰り返しているところのほうが圧倒的に多いです。

ちなみに、下記 Wikipedia では 1986年以降の買収企業リストが表記されています。

【List of companies acquired by Microsoft Corporation】
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_companies_acquired_by_Microsoft_Corporation

所々で microsoft.com の内容と差異があるんですが、このあたりは覚えるなら公式情報であるほうを覚えておきましょう。って、そもそも覚える必要は普通ないですけど。

最近 Windows Vista にまったく触れることのできない日々が続いていて少々寂しいので、ちょっとだけ情報をかじってみます。

【Wikipedia : Windows Vista】
http://en.wikipedia.org/wiki/Windows_Vista

【Wikipedia : Features new to Windows Vista】
http://en.wikipedia.org/wiki/Features_new_to_Windows_Vista

まぁよくまとまった普通の Wikipedia なわけなんですが、なぜか最近 海の向こうの人のメールを見ると、これらの URL を Signature に入れているのをしばしば見掛けるんですよね。理由はよく分かりませんが、妙に目に付くことが多いので紹介してみました。


思い起こせば、私が始めて直接手に触れた Windows Vista β1 のリリースはちょうど去年の Tech・Ed 開催のころでした。今年も来週に迫った Tech・Ed を機に、そろそろ真面目に検証する時間を作っていきたいと思います。

おぉっと、なんか予想外のところから予想外のツールがリリースされていました。かなり意表を突かれた感じで、本日までまったく気が付きませんでしたよ…

【SMS Asset Management Feature Pack のリリース】
http://www.exconn.net/Blogs/windows/archive/2006/08/22/16203.aspx

SMS のインベントリ収集機能を拡張させる SMS 2003 用 Feature Pack で、ウィンドウズ開発統括部 が開発を担当したようです。
# Feature Pack としては、これまでに "SMS 2003 Operating System Deployment Feature Pack", "SMS 2003 Device Management Feature Pack", "SMS 2003 Administration Feature Pack" がリリースされています。SMS 2.0 の頃は、パッチ適用ツールも Feature Pack の位置づけでした。


さて、Asset Management Feature Pack の詳細はまだ確認していないのですが、軽くガイドを眺めてみると、インベントリデータ収集用アンケート画面が目に付きました。(p.7 図 3-2)

そうそう、こういう機能がなぜこれまで SMS 標準機能にはなかったのか、不思議で仕方がありません。
私は仕事柄 SMS 以外のクライアント管理システムもある程度把握しているつもりなのですが、基本的にはアンケート入力機能またはそれに近いものが標準装備されている製品が多いんですよね。たとえば、JALインフォテック (JIT) の PALLET CONTROL なんかにも “アンケート調査機能” というのがありますね。

これ(アンケート機能)の何が良いかというと、先日の「発火の恐れがあるバッテリモデルを、SMS で特定する」という記事で触れたような、SMS 標準のインベントリ機能だけではカバーしきれない端末の「物理的な場所(位置情報)」なんかを一緒に管理することができるようになることです。
SMS を利用している事例をいくつか思い出してみると、せっかく SMS で相当数のインベントリを収集しているのに、物理的な場所や所有者等の情報は別のアセット管理システムで管理しているというケースが珍しくありません。このたびリリースされた SMS 2003 Asset Management Feature Pack を上手く活用できれば、資産管理DBが2つに分散するといった事態を避けられるようになるかもしれません。

---
なお、たとえこのツールを使わなくても、カスタムインベントリ情報を記載したMIFファイルを綺麗に生成できるような方法が考えられるのであれば、SMS 単独でもアセット管理システムとして十分に機能します。Asset Management Feature Pack を使うことのメリットのひとつは、「アンケート画面⇒MIFファイル生成」という部分を容易に実現してくれることにあるでしょう。

---
そういえば、日本独自のツールということで日本語モジュールしか提供されないと思うんですが、SMS 2003 英語版およびその他言語では問題なく動くのかな? これがサポートされるかどうかは、私の場合はなぜか死活問題になるケースが多いのですよ。。。

Microsoft Product Support (SMS/MOM 担当) チームがまとめた、Q4.FY06 における MOM 関連頻出質疑応答項目の一覧が掲載されました。 Reporting Server, MOM Agent issues, そして Management Server という3つのカテゴリからまとめられています。

【Top MOM Issues from Microsoft Support (Q4 Data)】
http://blogs.technet.com/smsandmom/archive/2006/08/21/448229.aspx

どの KB も MOM を日ごろ扱う方にとっては、散々悩まされたものから今となっては懐かしいものまで、どれも一度は参照したことがあるものばかりかと思います。これから新規に MOM を導入しようと検討されている方にとっては、かなり心強いリンク集になっているといえるでしょう。


かくいう私も、ここ数ヶ月ほどはあっちの仕事もこっちの仕事も SMS などのクライアント管理系とセキュリティ・デザイン系の2分野が圧倒的に多かったんですが、順調に行けば来週あたりからは MOM の新規設計・導入ができる予定。 きっとそのときはこのリンクにいっぱいお世話になることでしょうヽ(ヽ・∀・)

先日の「SMS 2003 ITMU で CPU 使用率が100% になる件」という記事の続報です。

一瞬公開されたものの直ちに公開が中止された KB924148 ですが、改めて正式公開する準備が整ったとの連絡がありました。

【Systems Management Server 2003 client computers experience slow performance when you run the Inventory Tool for Microsoft Updates (ITMU)】
http://support.microsoft.com/kb/924148/en-us

Revision : 2.0 となっているものが、再公開された最新バージョンになります。
KB記事内容を見てみますと、1.0 として公開されたものに比べて、相当丁寧な文章になっている様子が伺えます。私が知っている限りでは、Microsoft KB でここまで紳士的な文章を見たことがありません。(特に SYMPTOMS と CAUSE の部分)
おそらく、相当数の意見・批判が Microsoft に寄せられた結果の表れなんでしょう。

さて公開された KB による回避策ですが、これ自体は特に 1.0 のものと大きな変わりはなく、根本的な解決策には至っていません。まぁこの際その点は特に問題ではないです。これまで本件に関してちょっと対応のよろしくなかった Microsoft が、今後変わってきてくれることを期待しています。

今までコメントすることを意図的に避けてきていた SMS の問題について。

---
対象製品: SMS 2003 ITMU
事象: ITMU でスキャン (Wuauclt.exe) 等を実行すると、必ず数分から数十分間 CPU 使用率 100% の状況で張り付きます
備考: Wuauclt.exe は シングルプロセッサー上でのみ動作するため、複数 CPU (または HT) がある場合は 1CPU のみ張り付きます
---

この問題は以前から各所で指摘されてきていましたが、長い間 Microsoft からの公式回答がありませんでした。
しかし、特に今月に入ってからは "MS06-040" をはじめとする超緊急の修正プログラムが出たこともあり、問題視する声が急増。たとえば myITforum の SMS 関連 Mailing List ではここ1週間だけで100件以上の投稿が行き交ったり、一部 Blog や Forum では Microsoft への強い批判をする声が出たりと、かなり熱い状況にあります。

あまりにいろいろな意見が入り乱れていて収拾がついていなかったこと、および Microsoft からの公式コメントがなかったことが、これまで私が話題にすることを避けてきた理由です。
しかし、このたびようやく公式コメント (KB) がリリースされました。
 ⇒ http://support.microsoft.com/kb/924148

が、なぜか公開後数時間で KB 自体が削除されてしまい、現時点も Page Not Found 中です…
理由は "This issue is very complicated and we have not yet nailed down root cause. We also know that this is not an ITMU-only issue. So the KB was removed until we could accurately reflect the impact and the technologies involved in this issue." とのことです。(myITform SMS ML より)

---
一時的に公開されていた内容は、下記 Blog にて転記されたものを確認することができます。

【KB Article for ITMU and CPU issue has been made public】
http://myitforum.com/cs2/blogs/socal/archive/2006/08/17/23203.aspx

結局のところ、この KB では「ITMU によるスキャンを off-peak にスケジュールすること」という微妙な回避策しか掲載されていません。それ自体は特に問題ないと思いますが、この程度のコメントをあげるまで何ヶ月も公式な回答がなかった点は勘弁してほしいと思います。無用なディスカッションや批判が増えますし、何よりもユーザーへの説明責任を果たすために必要とする時間(労力)と根拠のレベルが全然違ってきますから…

以前から結構な話題になっていますが、DELL PC の一部バッテリパック (SONY製) に不具合があり、このたびリコール対象となりました。

【プレスリリース : ノートブックPC用バッテリの自主回収について】
http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2006/060815?c=jp&l=jp&s=corp

参考までに、こちらには実際に炎上している写真があります((((;゚Д゚)))

---
さて、回収処理自体は DELL & SONY に頑張っていただくしかないのですが、DELL PC を使用する企業の場合は、自社で利用されている端末が該当機種にあたるのかを確認する必要があります。そんなときに役立つのが SMS です。

SMS の標準インベントリ収集機能を有効にしておくと、PCの型番やシリアルはすぐに確認することができます。たいていの場合はこれだけで事足りるのですが、今回は 特定のPC機種 かつ SONY 製バッテリパックであるものが実質的な該当端末になりますので、バッテリパックのメーカーまたは型番レベルまで把握することが望まれます。

デフォルト状態の SMS インベントリ機能は、残念ながらバッテリパックのメーカー名までは収集してくれません。しかし、ちょっとした変更 (SMS_DEF.MOF の編集) を行うだけで対応可能です。

具体的な手順は、下記Blogをご参照あれ。

【Dell Battery Recall and Using SMS to Get the Battery Model】
http://www.myitforum.com/articles/8/view.asp?id=9133

一言でまとめると、デフォルトでは FALSE ( =収集しない) となっているバッテリ関連の項目を、TRUE ( =収集する) に変更するだけです。今回のケースの場合は、特に Portable Battery クラスの Manufacturer 属性が有用です。
# Manufacturer が SONY なら回収対象、SANYO その他であればとりあえず問題ないと判断できます。

あとは、通常のハードウェアインベントリ収集サイクルに基づいてクライアントから情報が送信されてくるのを待つか、急ぐ場合はネットワーク経由でインベントリ収集を実行させるような簡易スクリプトを作成・実行しましょう。収集されたバッテリ関連インベントリは、他のインベントリ同様 Resource Explorer から端末単位で確認したり、Query を発行するときの条件式に組み込むことができます。

なお当たり前ですが、SMS 標準のインベントリ機能だけでは、対象端末の「物理的な場所」までは判断できません。あらかじめ使用場所をファイルやレジストリに埋め込んでおいて、それをインベントリとして収集したり、専用の資産管理ツールで常時把握するなどの方法を検討する必要があります。大雑把でよい場合は、SMSで収集されたクライアントIPアドレス(セグメント)から、フロアを特定する程度はできるかもしれません。

しばらく前にプレ・オープンをお伝えした「ウィンドウズ・インフラ・メモ (仮)」 ですが、少しずつ記事の書き溜めや構成のカスタマイズを行っています。
とりあえず今週末に1-2時間程度のまとまった時間が取れれば、サイト内のリンク張替えなどを一斉に行う予定です。

で、こちらの Blog に関しては、新規記事の公開などを行ったときの連絡帳としても利用していく予定です。

とりあえず記事ベースでの最新公開としては、「MOMとは」を書き上げました。
技術面の話はまったくないのに、MOM の歴史なんかを正確に調べ上げていたら、これだけですごい時間がかかりましたよ。。。 はやく技術的な記事も書いていきたいと思います。

8月14日付けで、WSUS (Windows Server Update Services) の次期バージョン、WSUS 3.0 Beta 2 プログラムが開始されました。お馴染み Microsoft Connect から申し込み・ダウンロード可能です。

【WSUS 3.0 Beta 2 Released!】
http://connect.microsoft.com/site/sitehome.aspx?SiteID=110

もうひとつ、WSUS Product Team Blog の記事も合わせてリンク張っておきます。

【Announcing the release of WSUS 3.0 beta 2 public beta】
http://blogs.technet.com/wsus/archive/2006/08/14/446775.aspx

WSUS は国内でも相当数のユーザーがいる Microsoft 無償製品で、さまざまな立場から関係してくる方も多いかと思います。現在 SUS もしくは WSUS を利用しており、今後もその流れを汲んだパッチ・マネジメント・システムを継続利用する意向がある方には、ぜひβ版からの参加をお奨めします。

というのも、ご存知のように初期製品である SUS は、今年 12月でサポートが終了します。
 => KB 905682: Microsoft Software Update Services 1.0 のサポート ライフサイクル
SUS/WSUSの場合、「サポート終了=新規パッチ入手不可=事実上システムの無力化」という構図になっているため、一般的な製品における“サポート終了”よりも遥かに意味が大きいのです。 現行のWSUS (2.0) に関しても遅かれ早かれサポート終了日が来ることになりますので、たとえ現行のWSUSで満足であっても次期製品の検討は必須です。

なお、WSUS 3.0 のリリース予定は 2007年1H との見方が有力です。つまり SUS ユーザーの場合は、(WSUS 3.0 リリース直後に導入・移行するとしても)確実にブランク期間が発生します。早急に WSUS (2.0) もしくは代替製品への移行を検討しましょう。
# 個人的な感覚では、SUS のサポート期間は再延長される可能性が高いとも思っていますが。。。

大停電

|

いやー 今日の関東大停電、見事に直撃を受けました(*´д`*)

とりあえず公式発表はこれになるのかな?もうちょっと誠意ある書き方してくれよと思ってしまうプレスリリースではありますが。

【TEPCO : プレスリリース | クレーン船の接触に伴う当社特別高圧送電線損傷による停電事故について】
http://www.tepco.co.jp/cc/press/06081401-j.html

停電が発生した午前7時38分は、ちょうど徹夜検証@自宅ラボでの終盤を迎え、ドキュメントを起こしている最中でした。停電のその瞬間、見事にすべての電気装置がストップ。起動中だった4台の端末が一斉に落ちる様はある意味芸術的でした。。。゚(n‘∀‘)η゚

しばらく何が行ったか理解できなかったんですが、近くのコンビニも真っ暗だったことを確認してようやく全体停電であることを理解。その場での復旧を諦めて、そのまま出勤となりました。

とはいえ自宅は出たものの、電車や駅の電灯さえも完全に停止しており、駅の真っ暗な雰囲気は異様な感じでした。で、電車を諦めて朝からタクシーに、、、

幸い出社先のビルは特に問題なかったようで、サーバー等も問題なく動いていて一安心。これが唯一の救いかな?

で、帰宅した現在ですが、自宅マシンたちの復旧作業に追われています。とりあえず checkdisk を一通りかけている段階ですが、なにぶん全部合わせて4TB以上になるため、これだけで丸1日以上かかりそうな予感・・・ しかも、すでにいくつかエラービットが立っているし(´・ω・`)

こういうのがあると、HA/DR の重要性を改めて実感しますね。。。
とりあえず自宅にも UPS 入れないと駄目かなぁ~と思ってしまう一日でした。

TechNet Downloadable Documents の最新版がリリースされています。

【TechNet Quarter 2 FY07 Downloadable Documents】
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=38788a9e-9964-461d-bd41-606dbde3c8ea&DisplayLang=en


毎回アナウンスするのもどうかという気がしてきたので、今後は
http://www.microsoft.com/downloads/results.aspx?freetext=TechNet%20TNT%20Sessions&productID=&categoryId=&period=365&sortCriteria=date&nr=20&DisplayLang=en
をご参照あれ。

HPC (High-performance computing) 関連記事が、1件 PressPass に公開されています。

【Desk-Side Supercomputing Is Poised to Revolutionize Automotive Design and Engineering】
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/aug06/08-09HighPerformanceComputingPR.mspx

それだけ。すみません、いろいろと追い詰められまくっているので 手抜きです、、、

---
追記 as of 8/10 6:30

上記と直接の関係はありませんが、8月24日(木) に、Windows Compute Cluster Server 2003 の説明会@目黒雅叙園 があるようです。

【Microsoft Windows Compute Cluster Server 2003 製品発表会】
http://www.event-information.jp/events/wccs/

当Blogでも何度となく取上げている System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) ですが、このたび正式にβ1期間に突入しました。 他のβ製品同様、Microsoft Connect から申し込み・ダウンロード可能です。

【System Center Virtual Machine Manager Beta 1 Program】
https://connect.microsoft.com/programdetails.aspx?ProgramDetailsID=559

私の認識では、"Windows Hypervisor + SCVMM" が、Microsoft の描く最終的な仮想化基盤であると理解しています。ようは、それだけ重要な位置づけにある製品なわけです。
仮想化技術に期待をこめる皆様、積極的なフィードバックで盛り上げてまいりましょう。

私個人を見ると、ここ最近は対抗馬にあたる "VMware ESX Server + VirtualCenter" という環境にどっぷり浸かっておりますが。。。(つ´∀`)つ

--
なお、同じ System Center ファミリである System Center Essentials Beta も、8月11日よりβプログラムが開始される予定です。

【System Center Essentials Beta】
https://connect.microsoft.com/programdetails.aspx?ProgramDetailsID=513

どちらも Windows インフラな人々には無視できない製品ですね。

うーん、これって昔から出てました?恥ずかしながら、私はつい先日知りました。

【Windows Server 2003 Active Directory Operations Guide】
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=6a238df8-115c-4e1a-89f1-ee9bc9486c0f&displaylang=en

Active Directory 周りで実際に発生するさまざまな操作手順が、ひとつのドキュメントとしてまとめられています。

先日の電撃的な買収劇によって今後の動向が注目されていた Sysinternals ですが、Mark Russinovich 自身の Blog にて継続が表明されました!

【Mark's Sysinternals Blog - The First Week】
http://www.sysinternals.com/blog/2006/07/first-week.html

Microsoft 編入後の1週間に関する感想が中心に書かれていますが、下記のとおり Sysinternals.comでのツール提供およびその関連コンテンツ(Blog, Newsletter 等)が今後も継続されるとの記述を確認できます。

I’m pleased to report that Microsoft’s number one priority is not only keeping the tools freely available, but preserving the Sysinternals community including the newsletter, the forums, and my blog.
まだまだ詳細はこれから詰めていくようですが、何はともあれ良い知らせだと思います。

本日付の ITmedia エンタープライズ より。

【化粧直しされたMSの運用管理ソフト「MOM」】
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0608/03/news006.html

MOM 2005 の次期製品にあたる "System Center Operations Manager 2007 (SCOM 2007)" の、早期導入評価レポートが公開されています。
# 原文 (eWEEK.com) のほうにはいくつか画面キャプチャも付いています。合わせて確認すると吉。

SCOM 2007 は現在ベータ版の段階にあり、またこのレポートはあくまでも eWEEK 内での検証結果に基づいて書かれたものですので、必ずしもすべてが正しいわけではありません。実際、私の認識とは異なる記述もいくつか見受けられます。

とはいえ、日本語で SCOM の概要を把握できる良い記事だと思いますので、ぜひ MOM 関係者な方には一読をお勧めしたいと思います。

Microsoft MVP に認定されたのが7月1日付で、それ以降ここ1ヶ月間ほどはそれっぽい動きをまったくできていなかったのですが、この度 MVP公式ページ内にプロフィールを記述・公開いたしました。

【Windows Server System - Infrastructure Architect】
http://www.microsoft.com/japan/communities/mvp/mvplist.aspx?Product=Windows+Server+System+-+Infrastructure+Architect

私と同一カテゴリ(Windows Server System - Infrastructure Architect)の日本人MVPを、一覧で確認できます。現在は私を含めて4人ですね。

【MVP プロファイル: Takamasa Maejima】
https://mvp.support.microsoft.com/profile=1a36e27e-669d-4cad-a62a-684c57a34b0c

で、こっちがその先の詳細版。どうやらこのページに見るためにはパスポート認証が必要のようです。

まだ写真とかアップしてないですし、自己紹介文も稚拙ではあるんですが、後から編集することも簡単なようなので、とりあえずこれで。


正直なところ、(たとえどのようなサイトであっても)本名をWeb上に載せることには強い抵抗感があるほうなのですが、せっかくの機会だと思い、このたびの公表に至りました。
あまり適当なことを書いて、名指しで批判されない程度に気をつけていきたいと思います。。。

今月末開催の Tech・Ed 2006 Yokohama 参加予定の皆様、8月1日より Microsoft CPLS Hands-on Lab無料MCP 試験 の申し込みが始まっています!

どちらも Tech・Ed Club から申し込むことができますので、忘れないうちに申し込んでおきましょう。
特に "Microsoft CPLS Hands-on Lab" は先着順ですので、他のセッションとの兼ね合いを考えながらお早めに。

昨年の Microsoft CPLS Hands-on Lab は "思っていたよりも充実していた" という印象が残っているので、私はさっそく申し込みました。
とりあえず

  • HOL-25 : Microsoft SQL Server 2005 : デースベースの保守
  • HOL-26 : Microsoft SQL Server 2005 : データベースの実装
の2つを確保。SQL Server はこれまでどちらかというと避けてきた分野なんですが、今回を機にそろそろ基本レベルぐらいは抑えておきたいという思いからのチョイスです。

一人3セッションまでしか予約できないので、残りひとつは現在悩み中。。。

myITforum の 「The Daily Ramblings of an SMS Engineer」 というブログにて、MCP 70-089 (Planning, Deploying, and Managing Microsoft Systems Management Server 2003) 対策練習問題が公開されています。
# 1日1問(一問一答, 回答は翌日の記事に掲載)の形式で、現在随時更新されている状態です。

【SMS 2003 Certification - Questions and answers and other tips regarding the Microsoft SMS 2003 certification】
http://myitforum.com/cs2/blogs/socal/archive/category/1076.aspx

MCP 70-089 自体は、おそらくまだ日本で展開されていないと記憶していますが、SMS 関連の知識を確認するには程よいと思います。意外と記憶違いのものとかあったりするんですよね…(´・ω・`)