2008年8月アーカイブ

なんだかんだで今年も4日間フル参戦してしまったTechEd 2008 Yokohama、本日無事に終了しました。
日中は今年のTechEd期間中としてははじめての晴天だったんですが、現在はとてつもない豪雨&雷です。22時現在、多くの参加者が足として利用するであろう東横線も落雷の影響で運転を見合わせているらしく、最終日に飲んでから帰るメンバーはちょっとつらい状況かもしれません...

さて4日間のTechEdですが、良かった点・悪かった点どちらもあり、いろいろTechEdの在り方(参加の仕方)を考えさせられました。

まず良かった点。


  • Attendee Bagがスリム化した!
    毎年参加者に配布されるAttendee Bagですが、今年はバッグ自体が(多少オシャレで)スリム化しました。同梱されている配布物も少なくなり、持ち帰りの苦労が減りました。。。

  • 「○○概要」といった類のセッションが減った!
    去年までは、製品のホームページに乗っているレベルの情報しか出てこないセッションもありましたが、今年はほとんどなかったです。逆に、実際に現場を経験している人のTipsがちりばめられたセッションがいくつかあり、充実感がありました。

  • Microsoft社員のセッションが増えた!
    ↑とも絡みますが、いわゆるラーニング系会社の人によるセッションが減り、社員登壇が増えた気がします。
    ラーニング系社員のセッションを否定するわけではありませんが、やはり広く分かりやすく話すことを目的とした人たちなので、(セッションそのものは良くても)セッション後に質問しても期待する回答が得られないことが多かったんですよね。まぁ社員だからといって必ずしも満足いく回答をもらえないんですが、それでも今年の質問コーナー(Ask the Speaker)は頑張ってくれる人が多かったです。

  • System Center系のセッションが多かった!
    これは、例年別日程で開催されるMMS(Microsoft Management Summit)が併催されていたという理由が大きいと思いますが、システム管理系のセッションが多く用意されていていました。おかげでサボれる時間帯があまりありませんでしたが(^^;

  • 一般参加者による独自性のあるセッションが見れた!
    今年は、去年までも開催されていた一般参加者によるセッション"Birds of a Feather"に加え、ひとり5分づつという短時間で次々と一般参加者が発表していく"ライトニング トーク"なるものが用意されました。いくつか聞いてみましたが、社外の人間ならではのオリジナリティあふれるプレゼンテーションも多く、よい試みだったかと思います。


で、逆に悪かったところ。

  • Attendee Partyがなくなった!
    毎年初日か二日目の夜に開催されていた全員参加のパーティがなくなってしまいました...
    例年、このパーティに参加することで「TechEdに来ている」という気分になってくるのですが、正直今年は最後までTechEdというイベントに参加している気持ちになれませんでした。お昼の時間帯の交流の機会は残っていますが、最も大きな交流の場であるAttendee Partyが廃止されたのは大きな痛手だと思います。

  • US本社のスピーカーがほとんどいない!
    毎年徐々に減ってきてはいましたが、ことしはUS本社でバリバリ製品作ってますといった人のセッションが全くと言っていい程ありませんでした。やはり最高峰のカンファレンスである以上、各製品・技術の第一人者の生の声を聞く場は用意してほしいものです。

  • セッション内容かぶりすぎ!
    これは特に今年セッションの多かったSystem Centerや仮想化関連ですが、別々のセッションでまったく同じスライドを何回も見せられ、そのたびに同じような概要説明をされて、と正直うんざりでした。。。関連するセッションのスピーカー同士ぐらいは、お互いに話すエリアをきちんと分けてほしいなぁ...

  • MCP無料試験がなくなった!
    まぁこれは予算面とかで仕方がないのかなぁと思う気持ちもありますが、Attendee Party同様に昨年まで行われていたサービスがなくなってしまうと、やはりグレードダウンした気持ちになってしまいますね...

とまぁこんな感じです。
全体的な感想としては、予想していたよりはテクニカルセッションの作りこみがしっかりしていて、期待以上に楽しめるセッションが多かったです。ただ、それ以外の部分とかトータルで見ると、やはり消化不良気味な気分なのは間違いないです。なんか、年1回のイベントであるという「わくわく感」が今年はまったくなかったんですよねー。

そのあたりの話とか、個別のセッションの情報とかは、また後日書いてみます。

昨日から始まったTechEd 2008 Yokohama。二日目午前のキーノートも終わり、大体今年の雰囲気というものが出来上がってきました。

今年の第一印象は昨日書いたように、必ずしも良いものではなかったんですが、実際にセッションが始まってみると想定していたよりは充実しているなぁという感想に変わってきています。
イベント的な盛り上がり感は、やはり事前の印象どおり・・・な感じではありますが。

もちろんセッションによって当たりはずれがあるんですが、講演者が頑張って検証したり資料作ったりしている雰囲気が現れているセッションが今年は増えた気がします。
昨年なんかは、ほぼ全スライドがUS TechEd資料の和訳だけ、なんていうセッションもあったんですが、今年は今のところオリジナルスライドやコメントが入っているものが多いですね。

各セッションの個別インプレッションとかは、余裕があれば後日まとめます。。。

ただ、どういうわけか時間にルーズなものが多いのが気になります。
昨日の基調講演や今日のMMSキーノートはどちらも10分以上オーバーしていましたし、個別セッションも時間通りに終わらないものがちょっと多すぎるんじゃないかなぁという印象。
伝えたいことがたくさんあるのはわかるんですが、時間通りに終わらないと(これはこれで自粛してもらいたいものですが)席を立つ人が増えるので、周りが騒がしくなり、結果的に最後のまとめ部分を落ち着いて聞けなくなっちゃうんですよね。プレゼンテーションっていろいろな要素が組み合わさって上手い下手の印象が変わりますが、個人的には時間通りに終わらないのが一番のNGかと思います。

さて、4日間のプレゼン資料は一通りダウンロードしたので、明日以降はPPTを事前確認しつつ、面白そうなセッションを拾っていこうと思います。

例年通り、本日から始まったTechEd会場(パシフィコ横浜)に来ています。
昨年までと比較して、Attendee Partyがなくなったり、無料MCP試験がただの料金割引制度にグレードダウンしてしまったり、本社(US)からのスピーカーがほとんどいなかったりとマイナスの印象が強い今年のTechEdですが、とりあえず時間が取れそうなので4日間フル参戦予定。

基調講演もいつもに比べるとショー的インパクトのあるようなものはなかったですが、内容は比較的よくまとまっていたという印象でした。
「ぐるめっと.com」という仮想企業のシステムをMicrosoftインフラで構築していくというシナリオを元に、SQL Server 2008Windows Server 2008 新機能(TS Gateway, NAP, Hyper-V etc)、System Centerなどの製品を組み合わせてソリューション提供のためのインフラを作っていくというものでした。
一通りのめぼしい製品リリースが終わってしまったこのタイミングに行う基調講演ということでネタ選びが難しかったんだろうなぁとおもいますが、「Microsoftはビジネスを支えるためにいろんなものを提供できるよ」というメッセージは伝わったと思います。

本日午後以降の各テクニカルセッションについては、余裕があればいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。

昨日発表があったMicrosoftの新しいサードパーティ サーバー仮想化検証プログラム 「Server Virtualization Validation Program」(SVVP) ですが、昨日の記事に書いたように、当初のプレスリリースでは参加ベンダーの一覧にVMwareが含まれていませんでした。

VMwareがいないと形骸化したプログラムになってしまうんじゃないかなぁと心配だったんですが、一日遅れでVMwareも参加表明をしたようです。
現在のところまだ公式なプレス発表とかは見当たらないので、とりあえずニュース記事を紹介しておきます。

【VMware、Microsoft のサーバー仮想化検証プログラムに参加】
http://japan.internet.com/busnews/20080821/12.html

【Cisco社とVMware社がMicrosoft Virtualization Validation Programに参加】
http://www.virtualization.info/jp/2008/08/ciscovmwaremicrosoft-virtualization.html

またSVVPのサイトも早速更新され、参加ベンダーリストにVMwareが追加されています。
 => http://www.windowsservercatalog.com/svvp/

なぜVMware社だけが一日遅れることになってしまったのか、いろいろ勘ぐってしまうところはありますが、まぁこれで無事にスタートラインに立ったといえるでしょう。
この分野はこれからもいろいろと大きな動きがありそうで、日々目が離せません。

仮想化の波はあちこちで起こっていますが、このたびMicrosoftのライセンスポリシーにおいても仮想化対応を目的とした重要な変更が行われたようです。

【マイクロソフト、仮想化技術の利用を容易にする新たなライセンス方式とサポート体系を導入】
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3504

大まかに二点、変更になっています。

■ 仮想化技術の柔軟な利用を可能にする新たなライセンス
一つ目は仮想化環境で動作させるサーバーアプリケーションのライセンス条項変更。

従来のサーバーライセンスは基本的に物理サーバーに結びつくことを前提としていたため、物理サーバーA上で稼動している仮想マシン(VM)を別の物理サーバーB上に移動する場合、そのVMをサーバーAとサーバーBで稼動させるために必要になるライセンスは別々でした。
もう少し細かく言うと、A=>Bへの一回目の移行はひとつのライセンスで許可されていたんですが、再度B=>Aに移動したり、B=>C(それ以外のサーバー)に移動させるためには、前回の移動から90日間経過していることが条件となっていました。

通常のサーバー移行とかであればこれでも問題ないのですが、VMwareのVMotion(もしくはDRS)のように状況に応じてVMが物理サーバー間を行ったり来たりすることを前提とする仕組みの場合は問題であり、実質移動する可能性のある物理サーバー分だけライセンスが必要だったわけです。

今回は、その「90日間」という制限が撤廃され、必要に応じて何度でもVMが物理サーバー間を行き来できるようになります。ようはライセンスがVMに結びつくため、ホストとなる物理サーバーに影響を受けることなくVMを稼動させることが出来るわけです。VMotionのためだけに購入していたようなライセンスは不要になります。

さて今回の発表。それだけだとVMwareにとってはかなりの追い風になりますが、Microsoft(Hyper-V)的には現行機能でのメリットってそれほど大きくないんですよね。近いうちに、Microsoft版VMotionであるLive Migration機能が出てくると期待していいのかもしれません!?

■ テクニカル サポートの範囲拡大
そしてもうひとつは、仮想化環境に対するサポート方針の変更。

これまでのMicrosoftの技術サポートの基本方針は、「仮想環境で何かしら障害が発生したときもサポートは受け付けるよ。ただし、物理環境でも同じ障害が再現できたらね。」というものでした。
障害の原因がMicrosoftアプリケーションにあるのか、それとも仮想化環境であることを起因することなのかの切り分けを、事前にユーザー側で確認することを求めていたわけです。

実際には仮想環境で発生した障害を(物理環境で確認することなく)そのまま問い合わせても回答してもらえることが多かったですが、正式にはNGだったわけです。そのため企業によっては、かなりのアプリケーションを仮想化してせっかくサーバーを集約したのに、結局障害発生時のリスクを抑えるために余分な物理サーバーを用意せざるを得なかったのです。

今回の変更によって、(正式に仮想化環境での動作テストをパスした製品に限りますが)物理/仮想環境を問わず、同等のサポートを受けられるようになりました。

ただ気になることに、この発表レターを読む限りでは、対象になる仮想化環境が「Windows Server(R) 2008 Hyper-V(TM)、Microsoft Hyper-V Server、あるいはサードパーティー製の認定済み仮想化プラットフォーム」と記載されていて、どのサードパーティー製仮想化環境に対応するのかが明記されていないんですよね...

一部ニュースサイトとかを見ると、「VMwareをはじめとする・・・」といった文言が書かれちゃっていますが、実際のところは不明です。テストプログラムに参加している企業が、CitrixやVirtual Iron などとなっているので、もしかしたらサポート対象はXenServerやVirtual Iron等に限定され、VMwareは入ってこないのかも??

社会人になって初めて、いわゆる"お盆"の時期に夏休みをとりましたヽ(´ー`)ノ

電車や会社から人が少なくなるこの期間が実は最も仕事のはかどる季節なので、例年だとこの時期は意図的に仕事していたんですが、今年はちょっと気分転換。まったりとオリンピックや高校野球を二画面分割しながらダラダラ見る生活をしておりました・・・(^^;;

というわけで、ちょこっと夏休み気分でオリンピックネタ。

【お盆なので...北京オリンピックのオープニングを支えた XP Embedded 】
http://blogs.technet.com/junichia/archive/2008/08/13/xp-embedded.aspx

このリンク先からさらにリンクした「Windows XP Embedded in the Olympics Opening Ceremony! 」によると、今回の北京オリンピックのシステムは、Windows XP Embedded がかなり重要な役割を占めているようです。
具体的なスペックやサーバールームの写真も確認できますので、興味がある方はぜひ。

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で、ちょっと夏休み的なネタをもうひとつ。

【聖火が点火される瞬間にブルースクリーンが表示】
http://www.gizmodo.jp/2008/08/post_4151.html

上のXPeを使ったシステムなのかどうかわかりませんが、開会式中におなじみのブルースクリーンが巨大スクリーン上に発生してしまっていたようですね。。。
まぁある意味、Windowsの宣伝にはなったと思いますけどねφ(・∀・;)

どういうわけか今年の7月からは、System Center Configuration Manager (SCCM)という分野でのMVPになっています。
去年一年間 SMS/SCCM をほっとんど触っていない身としては、未だになぜこの分野での受賞??という感じですが、一方で何かしらSCCM絡みのことやらなきゃなぁというプレッシャーに駆り立てられていたりします(ーー;)

というわけで、これからの夏のお盆の暑い時期を使って少しはマジメに施策を検討してみようかと( ̄ー ̄)

たぶんいろんなやり方があると思うんですが、現時点での国内SCCM普及状況を考えると、トラブルシューティングとかの技術情報をまとめるよりも、普及・促進のための初心者向けガイドとか紹介資料がよいのかなぁと思ってます。

【Introduction to Configuration Manager 2007 ・Part 1】
http://www.myitforum.com/articles/42/view.asp?id=11884

【Introduction to Configuration Manager 2007 ・Part 2】
http://www.myitforum.com/articles/42/view.asp?id=11890

はじめの一歩としては、たとえばこんな感じの初心者向け手順書(日本語版)を作ってみるとかなら出来るかな・・・

うっかり見落としていたんですが、先日のESXi 無償化と同じタイミングで、こんなツールが正式公開(無償)されていました。

【VMware Infrastructure Toolkit (for Windows) 1.0】
http://www.vmware.com/sdk/vitk_win/index.html

名前からわかるようにVI環境を管理するためのツールキットなんですが、PowerShellで作られているところがポイントです。
このツールキットをインストールすることで、VMware VirtualCenter 上におけるGUI操作の多くをPowerShellで実行できるようになります。

試しに導入してみたのですが、このバージョン1.0の段階で125個のCmdletが提供されています。VirtualCenterに比べて何が具体的に足りないのかは確認していないんですが、基本的な動作(VMの作成/管理, スナップショット作成, ログ取得, VMotion, HAクラスタの作成 などなど)は網羅されていそうな感じです。

VMwareではこれまでも同等のツールキットのPerl版を提供していましたが、PowerShellベースのキットを正式に提供したことはいい流れですね。
というのも、ライバル(?)であるMicrosoft Hyper-V & SCVMM (System Center Virtual Machine Manager)は当初よりPowerShellベースでの管理を前提としたつくりになっていて、今後はこの両方が共存するような環境であってもほぼ同じようなコマンドでどちらも管理することができるからです。いろいろな思惑の元に、両社とも仮想化分野でのニュース・技術・製品を今後も出してくると思いますが、それがサーバー仮想化全体の発展・普及につながるのであれば大歓迎です。

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さて1.0としてリリースされたこのToolkit ですが、PowerShellベースということもあって誰でもアイディアを出して実際にスクリプトを書くことが出来ます。VMware社としてもその点を最大限生かしたいと考えているようで、VIを管理するためのPowerShellスクリプトコンテストを開催するようです。詳細は↓のブログ記事&コンテスト・ホームページをご参照。

【VMware: VMTN Blog: VI Toolkit (the PowerShell one) $5K contest + GA】
http://blogs.vmware.com/vmtn/2008/07/vi-toolkit-the.html

【VMware PowerShell Scripting Contest - VMware】
http://www.vmware.com/landing_pages/toolkit_contest.html

審査員にMicrosoft PowerShell Engineering Teamが入っていたり、第3位の賞品がXbox 360 Elite (第2位はMacbook Air with VMware Fusion)だったりと何ともユニークなコンテストですが、我こそはという方はぜひ!締め切りは8月30日(PST)です。