昨日付で、VMwareの最新仮想化製品であるVMware vSphere 4がGA(General Availability)となりました。
名前が大きく変わりましたが、VMware Infrastructure 3 (VI3)の後継製品です。
【ヴイエムウェア、VMware vSphere™ 4 出荷開始】
http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/vsphere-ga.html
昨日 vSphere 4 の製品紹介を聞いてきたんですが、思っていた以上に強化されていたり設計変更されていたりするところがあり、わざわざ慣れ親しんだ名称を一新するだけのことはあると感じました。
大小さまざまな変更点がありますが、個人的に気になった点を列挙すると
- リソース制限の緩和
仮想マシンに8vCPU, 255GBのRAM割り当てが可能。ホストも64コア, 1TBまで対応に。
先日、MicrosoftがHyper-V 2.0の制限緩和を発表しましたが、VMwareはあっという間にその一歩先にいった感があります。 - パフォーマンスの劇的向上
すでにVMmarkとかでも結果が公表されてきていますが、各種ハードウェアアシスト機能(Intel VT-x/AMD-v/Intel VT-d/EPT/RVI)との組み合わせがかなりいいようです。仮想化によるオーバーヘッドは、大規模システムでも15%未満だとか。 - 新機能のVMware FT
仮想マシン間での無停止サーバーを実現する、vSphere 4の目玉機能。FT化するためには仮想マシンに割り当てるvCPUが"1"でなければいけないなど制限はありますが、用途によっては使えそうです。 - vStorage APIとかvNetwork Distributed Switchとか
これまで各種ドライバや機能を独自で内側に持つ(All in One)のがVMware ESXというイメージでしたが、ストレージやネットワークを中心にAPIだのCisco Nexus 1000Vスイッチだの機能外出しに動き始めている様子。これだけ高機能なものの集まりになってくると、外出しは当然の流れかもしれません。 - 柔軟性の拡張
VMDKを動的拡張できるようになったり、仮想マシンの割り当てメモリやCPUを動的に変更できたり。 - vCenter Server リンクモード
単一管理コンソール(vSphere Client)から複数のvCenter Serverを一元管理する機能のようです。なんと、vCenter Server間のデータ共有にADAM(Active Directory Application Mode)を利用しています。VMware ViewのConnection Serverと同じような感じになるんでしょうかね。
Hyper-V 2.0もvSphere 4も早く実機を使って遊びたいなぁと思うものの、最近のこの手の製品はハードウェア要件が厳しくて環境を用意する段階で挫折しそうになるのもまた事実...