MCPとは? [MCP]
MCPってなんだ?MCSE とか MCSAってなんなんだ?という基本的なことの紹介です。
MCPとは
MCPは"Microsoft Certified Professional" の略称になります。
名前のとおり、Microsoft社が制定している資格であり、おそらく世界的にもっともメジャーなコンピュータ資格といえるでしょう。
下記はMicrosoft社のパンフレットに載っている資格紹介です。
システムエンジニア、コンサルタント、プログラマ、トレーナーなど、コンピュータのエキスパートを対象としたマイクロソフト製品の技術知識を認定する資格制度です。試験は世界共通、同一基準で各国語で実施されています。
Microsoft製品全般への技術力の測定、まさに"システムエンジニア"という人々のための資格です。
大きな特徴として、世界共通資格である点が上げられます。
つまり、何らかの理由で海外に赴いた場合でも技術者として通用します(語学力は必要ですが(-_-#))。
ただし、有名なわりにはその試験制度はかなり複雑です。
一言でMCPといわれていますが、厳密には"MCP"という試験科目はありません。
"MCP"という名で呼ばれるグループには数多くの試験科目が用意されており、それら多くの試験のどれか1つに合格することで "MCP"の称号が与えられます。
しかし現実問題として、1科目を取得した程度では実践に役立ちにくいのが現状です。
そのため、Microsoftでは複数の科目を取得した人に対して、更なる称号を与えています。
その中でもっとも有名なものが"MCSE"と呼ばれる称号になります。
他にデータベースに精通した"MCDBA"、開発業務に精通した"MCSD"などがあります。
MCSEとは
MCSEは、"Microsoft Certified Systems Engineer" の略称になります。
上記MCP制度の中で、もっとも目指す人が多いのがこの称号です。
MCSE取得者は Microsoft社のOSおよび製品に関する高度な専門知識をもっており、設計(Desing)から管理(Administration)まで一貫して対応することができる人物であると考えることができます。いわば、インフラストラクチャ分野において、Microsoftのお墨付きがもらえるような称号といっていいでしょう。
しかし、それだけ有意義な資格だけあって、取得にはかなりの労力が必要になります。
MCSEを取得するためには、
Windows 2000 トラックの場合は、
- 4種類のオペレーティングシステム関連の必須科目
- 1種類の選択必須科目
- 2種類の選択科目
Windows 2003トラックの場合は、
- 4種類の必須科目
- 2種類の選択必須科目
- 1種類の選択科目
の合格が必要になります。
つまり、7つのMCP科目の合格が必要になるわけです。
単純にすべての試験を一通り受験するだけでも1科目あたりの受験料(15,000×1.05)×7科目=¥110,250 !!
てきとうな気持ちでは、なかなか受験することはできません・・・
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なお、MCSE認定者の中でも"特にある分野に特化した人材"(特定の選択科目を取得していることが条件となる)には、さらにMCSE
スペシャリスト カテゴリ という認定が授与されます。
現時点で存在するスペシャリスト カテゴリは、
- MCSE: Messaging on Microsoft Windows Server 2003
# Exchange Server 関連のスキルに特化) - MCSE: Security on Microsoft Windows Server 2003
# セキュリティ関連のスキルに特化)
の2つです。必要試験科目等の詳細は、それぞれのリンク先(公式ページ)でご確認ください。
MCSAとは
MCSAは"Microsoft Certified Systems
Administrator"の略称で、前述のMCSEの下位資格と考えることができます。
MCSEが設計から管理までを通したスキルが求められるのに対し、MCSAは Windows Server
管理のスキル、つまりシステム運用管理者としてのスキルのみが求められます。
おそらくマイクロソフトとしては、
- システムの設計は、必ずしもすべてのWindows システム管理者に必要なスキルではない
- 逆にシステム設計を行う人は、システム管理者としての細かい技術やオペレーションを理解しているべき
という考えがあったのだと思います。
それゆえ、システム管理者の称号であるMCSAをMCSEの下位資格として位置づけ、認定のために取得しなければいけない試験科目も、“MCSE⊃MCSA”という関係になっています。
実際にMCSAとして認定されるためには、3科目の必須科目と1科目の選択科目が要件となります。
(# これらの科目は、いずれもMCSEの必須科目または選択科目です。)
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余談になりますが、このMCSAという称号は、もともとWindows 2000 トラックのMCSEが発足したころには存在せず、後から作られたものです。そのためか比較的認知度が低く、あるいは存在を知っている人でもMCSEの"下位"に過ぎないという印象を持つ人が多く、あまり対外的なインパクトはありません。(最近は、MCSEでもほとんどインパクトはありませんが…)
あくまでも、MCSAは "MCSEを目指す人が、その途中で成長を確認できる中間地点である" という程度に考えるのがよいのかもしれません。
昔のように「MCSEに必要な7科目すべてを取得するまでは、1科目だけの取得者も6科目取得者も同じ」という状況をつくらせないための、モチベーション維持目的だと考えておきましょう。
Posted by Hawk